↑の勉強会に参加してきました。
絵が全然かけない僕でもすごく楽しめたし、グラフィックレコード頑張ってみたいと思える会だったので、とてもおすすめです。
グラフィックレコード?
グラフィックレコードとは、会議や対話の内容を図などを用いて可視化(グラフィカル)して記録(レコーディング)するということからこう呼ばれるようです。
端的にいうと「図化された議事録」みたいなものです。
Twitterなどで、勉強会をグラレコしてみました!みたいなツイートを見かけたりしませんか?(僕がこれに興味をもったきっかけはこれ)
自分の考えとかを整理するために使うのも非常に有用ですよね。読書したものとかのまとめに使える気がしています。
例えば、文字で書き写しているだけだと特に考えもしないことが、図に起こそうとすると「今の情報で図に起こすことができない」ということに気づく。情報が実は足りないことに気づいたりするという利点があったりするようです。また、構造化を促すことができます。複数の事象がどう並んでいるのか(優先順位?主従関係?循環?など)が明確になります。
文字で書くと
- ほのおタイプはくさタイプにこうかばつぐん!
- みずタイプはほのおタイプにこうかばつぐん!
- くさタイプはみずタイプにこうかばつぐん!
図で書くと
みたいな。これは3つのものの関係性がわかりやすいです。
いざグラフィックレコーディング!
当日はTEDの講演を題材にワークショップを行いました。題材は「高橋晋平さん / 新しいアイデアのつくり方」です。
かなり昔に見たことあったやつだった。
これを以下の順番でやっていきます。
- 聞く
- 考える(自分のフィルターを通す)
- 考える(どう描くか?)
- 描く
以下3.4をループということでした。
1️⃣ 聞いたものを全部記録する
まずは聞いたものを全部メモするつもりでききます
- 「全部メモする」と言ったけど、最初の「こんにちは」はメモしたか?(僕はメモしていた)
- 自分の記録を見て「ここで全部メモするのは無理だなぁ」と思って諦めたところはどこだったか?
みたいな観点があって、普段のメモは「自分のフィルター」が知らぬ間にかかってしまっているのではないかとか、そういうことに気づく練習。善悪ではなく、その存在に気づくことが大事なんだと思います。あと字が汚ない。
2️⃣ トピックを付箋に書き出しながら聞く / それを整理する
Twitterなどをよくやる人はそんな感覚とも言っていたような。僕はTwitterよくやるので馴染みが良かった気がします。このメモを自分なりに意味ごとにまとめてみます(時系列にまとめるわけではない)
プレゼンでも会議でも、話の意味と流れが必ずしも一致することはないので、この方法はまとめやすく良いと思いました。
3️⃣ 聞きながら描いてみる
真ん中にタイトルを書く <= これが大事!!!
左上から書くと「時系列」に縛られてしまうが、例えばミーティングとかって必ずしも全ての会話を時系列でメモしなければいけないかというとそういうわけではないですよね。スライド発表とかも、言葉で伝わりやすい順序立てと目で見てわかりやすい順序立ては違ったりする。それを記録的に抜けるきっかけになるのが「まず真ん中に書いてしまう」ということでした。
まだまだ人が見てわかるものにはなっていないですね。でも、自分でこの自分のメモを見たら自分の記憶はすごく蘇ってくる気がします。あとは人に伝わる形にする練習だと思いました。
しかもせっかくタイトルを真ん中に書いたのに上半分が空いてるので、実質一番上にタイトル書いたのと一緒ですね。
感想
余白が...
余白がめっちゃある。gaoryuさんいわく、そもそもこの長さの話でこのサイズの紙はそもそも埋まらない。とのこと。にしてもバランスが...という感じでした。多分これは鍛錬。
違う意味の同じ図形が出てきてツライ
自分が「ここは大事だから強調!」って思って下線を引いたり四角で囲んだりしてみると、あとで見返すと「同じ下線だけど全然意図の違う強調」だったりして、つまり見返したときに全然わからない。グラフィカルになったがゆえに更にわからなくなるという意味のないものを作り上げてしまう。これも鍛錬、そしてきっと引き出しを増やす必要があるんだろうな。
付箋にトピックを書き出して、意味の塊にまとめて、図化する。っていうのはなんか自分に馴染む気がしたので、これで少しの間グラレコを練習してみようと思いました。最終的には、会議もそうですが、自分の読んだ本とかブログとか、知識的なものを図化したいな、なんて考えています。