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技術書典6 で初めて本を出しました

技術書典6にて、人生で初めて本をだしました。
といっても共著のうちの7ページだけなのですが、個人的には大きな一歩だったのでその記録を書きます。

技術書典?

技術書典とは?
新しい技術に出会えるお祭りです。
技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。
技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。
https://techbookfest.org/

公式HPからの引用です。

「この場にしかないおもしろい技術書をさがし求める」が本当に言い表せていて、まだ一般の書店に並んでいない、黎明期にあるような技術の本から、なんでこんなことやろうと思ったんだろう...みたいな不可思議な本まで。みんなが楽しめるものからニッチなものまで。プログラミング技術に尖った本から一般教養のような本まで、本当に幅広い本がありました。

サークル数も非常に多く、Twitterでは抽選漏れの声もだいぶ聞きました。

我々の本

アカツキ書房というサークルから「Colorful Hacks」という本を出しました

タイトル
1 情熱プログラマーのx64アセンブラ入門
2 小学生プログラミング教育を考える
3 チームに入る前に知っててほしいUnityの話
4 Unity楽曲とオブジェクトの動きを同期させたい!
5 GAE/Go で pkg/errors とうまく付き合っていく
6 xerrors とうまく付き合うためにGoの静的解析ツールを作成する
7 言われてないからやっても良いと考えるために
8 アカツキのエンジニア組織がどのように運営されているか

全8章、計7著者によって構成されています。僕が書いたのは第七章「言われてないからやっても良いと考えるために」というものです。
Colorful Hacksの名に恥じず、かなり幅広いジャンルの記事があります。
統一性がないっちゃまあそうなんですが、それぞれのメンバーが思い思いに書いた記事、どれもおもしろいなぁと僕は感じています。

僕自身の記事は、この執筆期ちょうど業務が非常に忙しい時期で、考えがまとまらない日々が続いたのですが、非常によい機会が目の前にあったので出してみたい!と、私生活とともに自分を追い込みに追い込みすぎた2,3月とともに生まれました。引っ越しもしたし。
といった具合にセルフ・ハンディキャッピングが多大に効いた作品となっております。

僕のパートについて

僕はスクラムマスター研修で大切だと教えられた「境界線(バウンダリー)を明確にする」という考え方が非常に好きで、それについて書いてみた記事です。

あまり深く書くと内容と一致してしまうので一旦書かないですが、まず前提として「メンバーが自律して動くチーム」は良いですよね。と言ったら多くの方がそうですよねといってくれるのではないかと思っています。
でも、自律して動くっていうのはそもそもどういうことなんでしょうね。みたいなことを雑に考えてみました〜みたいな内容です。

これはきっとゲームに例えるならば、オープンワールドよりも進行形チュートリアルの方がやるべきことがわかりやすいのとほとんど一緒で、次にやるべきことがどの方向に転がっているのかわからないと拾いに行くこともできないですよね。ってことです。そしてそんなことないよって人をオープンワールドというものに慣れていて定石を把握している、つまり開発現場においてはよくあることを経験から熟知しているので行動できる。と考えています。現実そんなことあんまりないです。
でも「このボタンを押してね」「次はこれね」みたいなチュートリアルがすべての人にとっておもしろいか(仕事としてやりがいを感じるか)というとまたそれは別の話で、例えばその順番にボタンを押すチュートリアルを「どれか好きなものを選んで押してね」にするだけで選択肢って一気に広がったりするんじゃないですか?とか。そんな話です。

内容はだいぶ短くなってしまったのですが、何より僕個人の考えをまとめる時間になりました。本当はこういうのはブログとかでやるべきなんだろうなぁとも途中で思ったりしました。アウトプットが上手い人はすごい。尊敬します。

感想

好きなことを好きなように書いて、それを好いてくれる人が買っていく。そんな当たり前のような姿ってこの世の中にはあまりないなと思っています。
アマチュアバンドのライブハウスでさえ現実そんなことはなかったりするなか、非常におもしろいインディーズブックの集まりでした。こ

こから有名なサークルや有名人が生まれることもきっとあるだろうな、とわくわくを感じるとともに、また機会を作って挑戦してみたいなって思いました。
もしくは誰か誘ってください。

そしてこの記事はまるで宣伝記事のようですが、この本はもう手にはいりません。通販はしていませんので。